セリンガンアイランド(亀島)
サンダカン沖合い約40km、フィリピンとの国境近くにあるセリンガン島は年間通して海亀が産卵のため上陸することで有名です。セリンガンアイランドは、カメの保護を一番に考えており、絶滅危惧種でもあるタイマイやアオウミガメにとって、安全で、安心して産卵できる場所といえるでしょう。ピーク時期は5月〜9月頃だと言われており、亀の上陸数も多くなります。レンジャーは、産卵のため上陸したウミガメの、種類、体・甲羅の大きさ、卵の数などを調べます。また、一度上陸したカメには、マークが付けられ、どのくらいの頻度で島での産卵に戻ってくるのかも調べられています。一度産卵したウミガメが、再度戻ってくる確率は、比較的高いそうです。ウミガメの産卵以外にも、ウミガメについて色々と学ぶことができるセリンガンアイランド。レストラン上には、展示場があり、ウミガメの生態、産卵などについて見学できます。
滞在日に子亀が産まれた場合には、ウミガメの放流見学があり、小さな子亀が海に向かって一目散に歩く、愛らしい姿がご覧いただけるでしょう。ただ、この子亀たちが大人になれる確率は1%とも言われています。
※セリンガンアイランドのお部屋は、28室のみで、ツーリストからの人気が非常に高いこともあり、部屋の確保が難しくなっています。お日にちに余裕をもってご予約頂くことをおススメします。
なぜセリンガンアイランドなのか?
セリンガンアイランドのウミガメの産卵数は、世界でも1番と言われるほど多く、世界中からエコツーリストが訪れます。WWFが15年以上前から保護活動も行っています。カメが上陸する島が周辺に3つありますが、その中でもセリンガンアイランドがウミガメの観察ができる唯一の島です。環境汚染、海への廃棄物、乱獲などで急激に数が減っているウミガメをいかに保護をしていくか、考えさせられます。
1.ウミガメの産卵の見学がどうしても見たい。
世界中でも数少ない、年間通して産卵が見れる島なので、滞在中は高確率で見学ができます。
ウミガメの産卵をどうしても見たい方には、特にお勧めです。
2.エコツアーだけが目的ではない。
エコツアーと言えば、ツアー中は野生動物を探すことがメインになりますが、セリンガンアイランドの場合は、夜のウミガメ産卵がメインになるため、島到着後は思い思いの時間を楽しめます。島でのんびりする、スノーケリングを楽しむなど、リラックスしたアイランドライフをお楽しみいただけます。
服装・持ち物について
- 必要な携行品(★★★)
- レインコート(雨具)・懐中電灯・虫よけ&虫刺され・日焼け止め・帽子・洗面道具・ 上着・水(ロッジで購入可)・水着・サンダル
- 便利な携行品(★★)
- 携帯灰皿
- 必要に応じて(★)
- 酔い止めの薬