赤道直下、ボルネオ島旅行専門サイト|株式会社ユー・ツアー・サービス
2000年に世界遺産(自然遺産)に指定されたキナバル国立公園。その中にあるキナバル山は、東南アジア最高峰の標高4095m。世界中から登山者が訪れる人気の山です。珍しい植物が生い茂る熱帯雨林にはじまり、森林限界、山頂付近の一枚岩という1つの山とは思えないドラマティックな登山が楽しめるのがキナバル山。登山ルートはティンポホンとメシラウの2ルートあり、メシラウはティンポホンよりも片道2㎞長いハードルートになります。(※現在メシラウルートは閉鎖中のため、往復ともにティンポホンルート)
赤道直下にあるキナバル山は日本のように登山シーズンは限られておらず、毎日登れます。富士山よりも高いですが登山道はよく整備されており、初心者の方でも比較的登りやすい山の1つです。整備されているだけに階段は多めですが、休憩所が多くトイレ・ゴミ箱が設置されているのは有り難いものです。また1日の登山人数が制限されており、山頂渋滞になることもありません。宿泊施設も3000m以上の高所にありながらも整った設備でゆっくり身体を休めることが出来ます。世界中からの登山者と出会える楽しみもここにあり。宿泊施設詳細はこちら
成田から直行便もあるコタキナバルが玄関口になります。フライトによっては最短4日間で登山できるので忙しい方も気軽にチャレンジできます。また、山麓にあるポーリン温泉に前泊したりなど、お好みに合わせて登山プランを立てることも出来ます。ユーツアーでは日本全国からの出発ツアーと、現地発のツアーの両方を取り扱っています。
通常の登山と別に、「岩壁ハイク」と呼ばれる専門器具を装備しての登攀ヴィアフェラータがキナバル山に設営されています。ヴィアフェラータはイタリアのドロミテが発祥で世界中で楽しめますが、キナバル山のヴィアフェラータは世界最高所!通常の登山はもちろん、ここだけでしか体験できないヴィアフェラータもできるのは最大の魅力。クライマー垂涎のヴィアフェラータ詳細はこちら
ホテルからキナバル公園までの送迎はもちろん、キナバル公園本部にて入山登録、山小屋利用手続き等、煩雑な手続きは日本語ガイドがお客様のアシストします。
その後、大事な登山ガイドに確実に引き継ぎますので、登山前の余計な不安を取り除き、安心して登山に集中いただけます。
また、登山用ヘッドライトの無料貸し出しを行っています。(日本にて事前申し込みください。また下山後の公園本部からコタキナバルへの送迎は、英語ガイドになる場合がございます)
入山手続きが終了すると、いよいよ登山の開始です。公園管理局に登録された登山ガイドが1泊2日間、皆さまと行動を共にします。皆さまの登山をサポートする登山ガイドは大変重要な役割です。公園管理局に登録されている登山ガイドとは言え、中には経験不足なガイドがいるのも事実です。
ユーツアーでは現地会社が厳選した経験豊富な登山ガイドを指定しています。日本人の同行経験豊富な彼らはお客様のペースに合わせて登りますので、気ままに登山をお楽しみ頂けることでしょう。ただし、山では何が起こるか分かりませんので、ガイドの案内・注意は必ずお守りください。
キナバル登山はガイド1人に対し最大5名の登山者でのグループ行動になります。一般のツアーは様々な国籍の登山者を最大5人グループに分けた混成パーティーとなります。体力や文化風習の異なる混成グループによる登山中のトラブルなども最近はよく聞かれます。
ユーツアーは弊社に登山ツアーお申し込みのお客様だけのパーティーとなります。また、最大5人になることもほとんどありません。少人数でゆっくりと皆様のペースで登山をして頂きます。
コタキナバルには弊社の現地会社があり、日本人スタッフも駐在しています。万が一登山中に不意のアクシデンドが発生しましても、ガイドより地上のスタッフに緊急連絡(携帯電話&無線)が入り、対応できるようになっております。
これまで弊社は10年間以上、キナバル登山ツアーを催行してまいりました。
その間、数件の事例が発生しました。お客様の体調の急変で、下山口まで担架による緊急搬送を行いました。現地日本人スタッフもキナバル公園本部に急行し、その後コタキナバル市内の総合病院にお連れしました。療養後、お客様は無事体調を取り戻しご帰国されました。
その際、ご帰国にあたり航空券の変更、保険請求の書類準備等、現地スタッフがお手伝いしました。幸いこれまで、弊社に登山ツアーご参加すべてのお客様が無事ご帰国されています。
安全面を第一に考えたバックアップ体制を整えております。
現在、公園管理局に登録されている登山ガイドに日本語が話せる人はいません。前述のユーツアー専属の登山ガイドは、英語をゆっくり、単語中心に分かり易く話します。英語が苦手のお客さまでも、簡単なやり取りで十分コミュニケーションはお取りいただけます。
それでも、日本語ガイドがどうしても必要というお客さまには、別途追加代金にて、弊社現地日本語ガイドが登山開始から登頂・下山まで皆様と同行し、登山ガイドとの通訳や登山道の珍しい植物などを説明させて頂きます。
日本から添乗員付きの登山ツアーに参加されなくても、弊社ツアーにお申込みいただき、コタキナバル空港におこし下さい。その後は日本語ガイドのフルサポートによる登山ツアーにご参加いただけます。かつ、ご旅行代金を比較してください。現地自社催行、日本直販によりコストメリットを最大限ツアー代金に還元しています。
※健脚自慢!のユーツアー現地日本語ガイド ジェリー(写真左)が皆様の登山をサポートします!基本は4名様以上で日本語ガイドによる登山完全同行ツアーを催行しています。4名様未満の際も、遠慮なくご相談ください
GINSOS MAGIAU (マギアウさん)
【登山ガイド歴】:44年
【趣味】:ハイキング
JIMMY GINSOS (ジミーさん)
【登山ガイド歴】:17年
【趣味】:狩り
JAHIRIN GINSOS (ジャヒャリンさん)
【登山ガイド歴】:7年
【趣味】:狩りとハイキング
ユーツアーのスタッフはキナバル山を登頂しています。特にアクティビティ「ヴィアフェラータ」などまだまだ情報が少ないのも事実です。ご希望に合わせて各オフィスにて登山ツアーのご相談も承ります。
世に様々なキナバル登山ツアーが氾濫していて、ご選択にお悩みかと思います。まずは弊社にご相談ください。
電話、メールはもちろん、ご来社予約をいただければ担当スタッフより映像を使い詳細にご説明いたします。
●天候などの事情により危険と判断された場合は山頂まで行けないケースもございます。
●下山に時間を費やされた場合、登山ガイドに追加代金が発生する場合がございます。目安として登山口に到着する時刻が16時を過ぎた場合 : 1グループにつき超過1時間当たりRM15をガイドに直接お支払頂きます。
●70歳以上(日本国籍の方)のご参加者様は健康質問事項に回答いただきます。また服用のお薬がある方は、医師の診断書を求められる場合もございます。
●以下の症状をお持ちの方、または過去に持っていたことのある方は、登山できませんのでご注意ください。
心臓病/高血圧/慢性のぜん息/胃・十二指腸潰よう/重度の貧血/糖尿病/てんかん/関節炎/動悸/肝炎(黄熱)/筋肉の痙攣/肥満/激しい寒さ、激しい運動、高い標高により発症するおそれのある他の発病
●国立公園内にいるときは、公園の規則に従ってください。
公園内にあるものを壊したり、損傷したり、持ち去ったり、それらのものに火をつけたりすること、また、サバ国立公園公園の所長の文書による許可なしに植物や動物を公園内へ持ち込むことは、1984年公園法において有罪となります。
環境保護にご協力ください。山にゴミを捨てたり、ゴミを残したままにしないでください。ゴミ、ならびにキナバル山へ持ち込んだものは全て持ち帰ってください。
(「キナバル登山者への重要な注意」より抜粋)
キナバル山は一年中登山が楽しめる山です。一般的に 9月から11月は北東モンスーンの影響を受け雨が多くなると言われますが、熱帯雨林気候に属するボルネオ島は年間を通して1日のうちに雨が降ったり止んだりすることがあり、また雨の多い時期でも一日中雨が降り続くということは少ないです。
気温について、麓では半袖でも十分ですが、山小屋や山頂付近は10度前後、寒いと0度になることもあります。上と下で気温差が激しいため、脱ぎ着を調整できる服装の準備が必要です。また、登山中は汗をかくので速乾性のある下着・服装がベストです。もちろんしっかりした雨具は必須です。岩場や雨で滑りやすくなったトレイルでは捻挫も懸念されますので、トレッキングシューズは底の厚いもので、出来ればハイカットが望ましいです。
ザックとザックカバー/レインウェア/防寒着/グローブ(ヴィアフェラータ参加される方は滑りにくいもの)/登頂用ミニザック/トレッキングシューズ/厚手の靴下/下着(速乾性のあるもの)/帽子(日よけ用、防寒用)/ヘッドライトと予備電池/水筒/虫除け/日焼け止め/常備薬/トイレットペーパー/タオルと洗面用具(山小屋には用意はありません)/行動食/カメラ(ストラップ付)/サングラス/ビニール袋/耳栓(気になる方)/ストック(必要な方)
初めての海外登山におすすめの山ではありますが、4000mを越える山です。1日6時間~8時間程度は歩ける体力は必要です。一部岩場でロープを使う箇所がありますが、特別な技術は必要ありません。また、高山病にならないために水分をたくさん摂りゆっくりと登りましょう。多くの登山者が行き交うキナバル山では自分のペースを守ることも大事です。体調が優れないときはすぐにガイドに伝えましょう。
キナバル山トレイルマップ
コタキナバルからキナバル公園まで車で約2時間。近づくにつれ、キナバル山の雄姿が目の前に迫ってくる、そのダイナミックさを実感しながらドライブをお楽しみ下さい。
標高1500mにあるキナバル公園に到着後、ゲート横にある公園管理事務所で入山手続きをします。ここで、名前と日付の入った首から提げる名札のようなもの(登山許可書)が渡されます(写真左中)。これは登山中は常に身に着けてください。
登山ゲート手前の発電所まで車で移動。ここからいよいよ登山の開始です。麓はジャングルに覆われ、珍しいラン、シャクナゲなど、熱帯雨林特有の植物を観察することが出来ます。標高が高くなると巨大な食虫植物ウツボカズラの群生も現れます。事前にガイドに何が見たいか伝えておくと、親切に教えてくれます。整備された登山道には、1Km毎に休憩所、トイレ(無料)、ゴミ箱があります。1Km毎に標識もあり、自分のペースがどのくらいか把握しながら登れます。
宿泊先の山小屋までは約6Km(平均約6時間)。ラバンラタレストハウスのテラスからは迫力満点の大岩壁が一望でき、その先にはいくつかの岩峰が望めます。しかし、ここからはまだロウズピーク頂上は見えません。岩壁の向こう側を想像するとワクワクしてきます。世界各国からの登山者で賑わっており、売店では、スナック菓子、チョコレート、ジュース、ビールなども購入できます。
山小屋から山頂まではトイレはサヤッサヤ小屋の1ヶ所のみ。途中までは手すりの付いた木段、石段を登り、一部ロープで岩盤をよじ登ります。その後は、一面岩場になり頂上まで岩場を滑らないよう用心深く登ります。空気も薄く、かなりキツイのですが、最後の力を振り絞り頂上に立つと、そんなことを忘れさせるほどの美しい雲海が目の前に・・・。天気により神々しいご来光も。ボルネオ一番の思い出になること間違いなしです。
山小屋に戻り、朝食を取った後、下山開始です。無事に下山した後は公園事務所で自分の名前と、ガイドの名前が入った登頂証明を発行してもらうことが出来ます。ウツボカズラや鳥などの絵入のきれいな物で、これもキナバル山登頂にかかせない記念となります。