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先日某テレビ番組で「アジア三大の変顔サル」という括りで
テングザル(写真上)が見事ランクインしてました。
テレビを見ながら「来るかな?来るかな?」と期待していたので、
名前を呼ばれたときは嬉しかったですね~~
テングザル(英語名:Proboscis monkey)はボルネオ島のみに生息している固有種です。
特徴は何といっても、名前の由来ともなっているその大きな天狗のような立派な鼻。
なぜ、大きいのか。
鼻があれほど大きくなるのはオスだけなのですが、調べてみたところ、鼻が大きいオスほど、強くて繁殖力があり、声が低く、モテるそうで、
自然淘汰の結果、どんどん大きくなっていったのではないかと考えられているようです。
ちなみにテングザルはハーレムですので、大きな鼻のオスが複数のメスをはべらしている(?)姿は、どことなく得意気であります。
ちょっと画像が荒いですが、子連れの母テングザルがいます。(ビリでのリバークルーズで撮影)
ついつい鼻に目がいきがちですが、テングザルにはもう1つ特徴があります。
それは真っ白でポッコリとした大きなお腹です。
この写真のテングサルはわりとスリムなようですが、テングザルの主食である葉っぱには
毒が含まれているものがあり、それを解毒するため、4つにくびれた大きな「胃」を持っているからです。
研究者によると消化のための反芻行動のようなものも発見されたそうです。
また、一部果物も食べている実例も発見されたそうですが、甘い熟した実ではなく、若くて苦い果物をより好んでいるんだとか。。。
それはなぜか?
それは他のライバルたちと食べ物で争わないようにするため、
テングザルなりの生存戦略なんだそうです。
感動ですね。
争いが起きないように、我々は、不味い危険なものを食べて生きていこうではないか。
何という平和的で美しい習性でしょうか。
テングザルを見に行く人は、この敬意の気持ちを持って観察して頂きたい。
メタボだと笑うなかれ。
というのは冗談ですが(笑)
ボルネオ島に遊びにに来たからには、是非テングザルを見に行ってください!
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