赤道直下、ボルネオ島旅行専門サイト|株式会社ユー・ツアー・サービス
前回ビリで野生のオラウータンの寝床を見たというお話の続きです。(前回の記事はこちら)
視察も全て終わり、チェックアウトも済ませ、「さあ帰ろう」と腰を上げたそのとき、
近くに住む現地ガイドさんが「今、裏の森でオランウータン出たよ」と教えに来てくれたのです。
スタッフ全員即ダッシュで森へ向かいました
(※全員、数日前のキナバル登山による筋肉痛で悲鳴を上げていた足でダッシュしました)
オランウータンは友達というガイドに導かれ、
「まだいてくれるのか!?」という緊張感の中、森を進んでいくと・・・
奥の方で動く茶色い姿、ボルネオ・オランウータン発見であります!!
ガイドいわく「オスの若めのオランウータン」だそう。そのままゆっくり樹を下りて少しこちらに近づいてきました。
そのときの動画がこちらです。
ここで注目して頂きたいのが、オランウータンが細い木の枝を掴むも、ポキっと折れ、
「おっと」となるシーンです。明らかに細くて危なそうな枝なのに掴んでしまう・・・。野生なのに。
その後、オランウータンはゆっくり食事を始めました。
しかも枯れたマズそうな(?)葉っぱばかりムシャムシャ食べている・・・。もっと美味しそうなのあるのに。
うーん、まだまだ謎がいっぱいで魅力的なオランウータン。しかしこんな現実もあります。
ボルネオの森と共に生きるオランウータン。しかし現在その数は激減し、野生のオランウータンは現在15,000~25,000頭ほどと考えられています。原因は森林伐採やプランテーション作物への植替えのために、オランウータンが暮らす森が急速に消えてしまったから。ほかに、ペットとして売買するため子供のオランウータンを狙った密猟も減少の一因といわれます。このまま棲みかや親を失ってゆけば、オランウータンが絶滅してしまう可能性も否定できないのが現状です。
(マレーシア政府観光局より)
ちなみに野生以外でオランウータンが見られるスポットは、サバ州東部にある「セピロック・オランウータン保護区」とコタキナバル市近郊の「ロッカウィ動物園」です。
ビリやセピロックへはコタキナバルから空路(約1時間)または陸路(1日がかり)というアクセスですが、ロッカウィ動物園ならコタキナバルから日帰りツアーで行けます (オプションツアーはコチラ)
最後に、 野生動物も魅力的ですが、帰る直前ながらもオランウータンを見せようとわざわざ教えに来てくれたマレーシアのガイドさんの優しさにもジーンとなりました。
ボルネオの魅力は行ってみないとわかりません
ビリ行きのツアーはこちらからご覧いただけます。
執筆者:東京店 KIM