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登山2日目:
(前回の記事はコチラ)
未明01:30起床。ほぼ一睡もできなかった身体でトーストを食べ、ヘッドライトを装着し、真っ暗な中ご来光に向け出発です。途中後ろを振り返ると麓の街の明かりが眼下に星のように見え、これはなかなかロマンチック
暗闇の中、両手でロープをしっかりつかむためヘッドライトは必需品ですが、ユーツアーの登山ツアー申込のお客様にはヘッドライトを無料貸し出ししています(事前予約制)。
夜明け前なので汗もかきにくく昨日の登山より登りやすく感じました(でも止まると寒いので、防寒はしっかりとご準備ください!)。
森林限界を抜けると、いよいよあのクライマックスの一枚岩です。途中ロープを使う箇所も一部あるのですが、高所恐怖症である名古屋店のFさんも「真っ暗で何も見えないから怖くない」とホイホイ登っていました。
7.5km地点にサヤッサヤ小屋があり(未明02:30にゲートオープン)、ここで登山証明書を見せ、登録をします。1日の登山者は限られているのでちゃんと管理しているんですね。
夜明けも近づき、いつの間にかうっすら足元も見えてきています。このあたりがキナバル山のイメージ写真としてよく使われている場所ですね。
私は岩場好きなのですが、キナバルの一枚岩は歩いていて本当に楽しかった他の山ではあまり見られない、あのなだらかでユニークな岩の斜面をぜひ皆様にも一度歩いて頂きたいです。
キナバル山といえば特徴的なピークたち。2015年に折れてしまったドンキーイヤーピーク、そのすぐ隣のアグリーシスターズピーク、とがった角がかっこいいサウスピーク。
折れてもなお、ドンキーイヤー
そして山頂であるロウズピーク4095mへは、文字通り最後のひとふんばり。急な岩場を登り切ってついに登頂です
ご来光の瞬間はちょっと逃してしまいましたが、ゆっくり上がった朝日がバッチリ見られました。
雲海に映るキナバルの三角の影
キツかったけど、この景色が待ってたか。山に登ると毎回こう思います。
もちろん雨で視界が悪い時もあります。でも山頂に立ったという事実は変わりませんし、何よりそれまでのドラマがあった。それが登山なのだと思っています。
下山の途中でキナバル山のアクティビティ「ヴィアフェラータ」を体験し(その記事はコチラ)、山小屋でお昼休憩。
と、ここで突然の大雨
最後の最後でキナバル山の雨の洗礼を受けることとなりましたが、下るしか道はありません足元に気を付けながら無心で、無心で下る・・・。途中、重い荷物を背中に乗せた何人ものポーターさんとすれ違いました。その勇ましい汗と筋肉は登山者に敬服の念を抱かせます。毎日誰かが荷揚げをしたり、ときには人を運んだりすることで安全・快適なキナバル登山ができるのです山小屋「ラバンラタ」の売店横にはそんなポーターさんの雄姿を特大パネルで飾ってありますので、ぜひご覧ください。
1泊2日の登山を終え無事に登山口へ到着
終始私たちのペースを気にして、何度も振り返りながら優しく登山をサポートしてくれたお父さん(ガイド)。最初から最後まで本当に心強い存在でした
下山後、そこに初日に見られた余裕の笑顔はあったのか・・・写真を撮り忘れたため証拠がありません。
キナバル登頂の証!登頂証明書は下山後もらえます。
執筆者:KIM
キナバル山の魅力は登ってみないと分かりません!
キナバル登山ツアーはコチラのリンクからご覧いただけます。