ボルネオ旅行専門 旅行会社ユーツアー
ビリ・野生動物サンクチュアリ リバークルーズ
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動物カメラマン・依田和明氏 ビリ動物情報 |
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26歳の頃に沖縄県石垣島へ移住。
石垣島にてダイビングガイドとして働く。
その後、水中/動物写真家となり、ダイビング関連、動物関連の取材撮影を中心に活動。2004年、盲導犬などの介助犬を雑誌等で連載した事をきっかけにペット等の撮影にも力を入れる。2006年「ペットフォトライフ」を運営。現在、横浜を拠点に撮影活動を行っている。
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2011年11月、2012年6月の2回に渡り、動物写真家の依田和明氏にボルネオでの撮影を行っていただきました。以下の内容はその際のビリ・ジャングルクルーズ及びリゾート周辺での動物観察情報となります。
(ビリ滞在:2011/11/8〜11/9、2012/6/21〜6/23)
写真は実際にその日その時間に撮ったものとなり、それぞれのコメントは後日インタビューにていただいた内容となります。 |
ビリ・ジャングルクルーズマップ |
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6月21日 16時29分 カニクイザル |
クルーズMAP @ |
ビリのボートクルーズにて初めに出迎えてくれるのがカニクイザル。あっちもこっちも面白いほど良く現れてくれる。しかも逃げないのでボートに飛び乗るのでは?と嬉しい心配をするほどだ。 |
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6月21日 17時30分 ボルネオゾウ |
クルーズMAP A |
初めはボートにてワニを探す予定だったが、突然、ゾウが出現したと無線が入り全てをキャンセルして情報のあったポイントへ急行。生い茂る草むらから確認できるほどの大群が徐々に接近!ボートとゾウとの距離は約10メートル。肌の質感、筋肉の動きまでもが確認できるほどで、ボートの存在などにも全く無視で逃げる様子もなく堂々とした姿に興奮した。 |
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6月22日 16時09分 オランウータン |
クルーズMAP B |
ビリの川沿いにはオランウータンの寝床がいくつも存在する。同じ場所を使用する事も多いと聞いていたので何箇所を散策しながらボートを走らせた。5箇所目だっただろうか、ガイドが密集した葉の一部を指さし「オランウータン!」と。木々の間から茶毛の動く生物が見え隠れしている状態を興奮しながらシャッターを切った。一瞬の出来事であったが、その優しい表情を今でも目に焼き付いている。 | | |
6月22日 17時57分 テングザル |
クルーズMAP C |
鬱蒼としたジャングルの一部が激しく動いた。目を凝らして見るとオスのテングザルが周辺を監視している光景が飛び込んできた。ボートの存在に気づいているが、どうやら見慣れた光景らしく慌てるようすはない。メスの胸の中でスヤスヤ眠る子供たちが愛らしく印象的だ。 |
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6月23日 16時32分 イリエワニ |
クルーズMAP D |
警戒心がかなり強い生物なのでワニのみに集中し散策。ボートを走らせ40分ぐらい過ぎた頃だろうか?木陰に横たわる巨大な生物を発見!と、同時にゆっくりとボートを睨み川へと姿を消した。数秒の出来事だったが、その迫力に圧倒される。 | | |
6月23日 18時25分 サイチョウ |
クルーズMAP E |
ガーカッカッカカ!と騒がしい鳴き声がジャングルの中から響き、驚いて振り返ると、そこには鮮やかなクチバシのサイチョウが飛び立つ瞬間!黒く巨大な翼を広げると160cm程の大きさだ。ビリでは必ず出会っているが、何度見てもその美しさに見惚れてしまう。 |
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6月23日 18時30分 吊り橋 |
クルーズMAP F |
地上約20mに川の両岸から移動用の吊り橋が掛けられてある。そこでは仲睦まじいカニクイザルが親子が器用に腰掛けて夕陽を眺めていた。 | | | 6月23日 18時45分 夕景 |
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川面に沈みかけた夕陽は空の色を徐々に赤から青へ変えていき、その美しさには言葉に出来ない感動を覚えた。 | | |
6月23日 20時05分 ヒゲイノシシ |
クルーズMAP G |
リゾート周辺には、餌を探しに来るヒゲイノシシに遭遇するチャンスも。日中はジャングルの中にいるため、なかなか見かけることはでないが、早朝や夕方には川岸に餌を探しに来ている事もあり、岸の奥を注意深く観察するとよい。 | | |
6月23日 20時40分 昆虫類 |
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リゾート周辺でのナイトウォークでは昆虫や爬虫類(トカゲやカエルなど)、運が良ければフクロウなどの夜行性の鳥類などを見ることが出来る。
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〜ビリの特殊な環境〜 |
ボルネオ島で様々な野生動物の撮影に挑みましたが、これほど観察や撮影のしやすい場所は他にはないかもしれません。大抵はジャングルの中を歩き回ったり、車での移動にて散策するといった方法が中心。但し、発見できたとしても木々が鬱蒼と茂った環境となる為にジックリと生物の全貌を確認するには困難な事が多い。野生動物たちは餌を求め川沿い集まる習性があるため、ビリのような環境は野生動物にとっても都合が良く、川岸に現れてくれるとボートにて全貌をハッキリと確認する事が出来る。またボートという事もあり、体力的にも疲れず野生動物に出会える理想的な場所です。
依田 和明 |
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