赤道直下、ボルネオ島旅行専門サイト|株式会社ユー・ツアー・サービス
キナバル山の人気アクティビティといえば「ヴィア・フェラータ」
発祥の地イタリアでの「鉄の道」という名の通り、岩稜を岩壁に打ち付けられた足場を頼りに歩く登山ルートです。(詳細はこちら)
これが目的でキナバル山に登る人も多いほどなので、ぜひ体験してほしいです(高所恐怖症の人はダメです)。
キナバル山には一般ルートとは別にヴィアフェラータ専用ルートがあり、登頂後に本格ロングコース(約4時間)かショートコース(約2時間)のどちらかを体験し、途中から一般ルートに合流します。
私は今回社内指令(?)でロングコースを体験してきました。
ちなみに、ヴィアフェラータ区間は専門ガイド(元気のよいお兄ちゃん達)が案内します。
ロングコースのスタート地点はなんと3776m。まさに富士山の高さから岩壁を下るのです!
ロングコーススタート地点。ここから命綱とロープを頼りに岩下り
2~4人に対しガイド1人というグループ分けですが、その場の流れでなんと私は先頭になってしまいました!「え、前に誰か見本となる人がいてくれた方が・・・」とまごまごしてみたのですが、ガイドのヘンリーが「GO!」と嬉しそうに言ってきたので、もう行くしかありません
出だしから岩壁を直角に下るルートですが、頼るべき足場の位置が外人サイズ純日本人体型の私はエイヤーと足を伸ばさないと足場に届きません。もちろん足場を使わずロープだけで身体を固定できますが、そんな余裕はこの段階ではありません笑。
各自命綱をつけていますので、岩に打ち込んであるボルトのところでカラビナを付け替える作業が約2m毎にあるのですが(やり方は前日のオリエンテーションで指導があります)、直角の壁に張り付いてコレをやってるのかと思うと最初は腰が引けてコワゴワ・・・。でも不思議なもので回数を重ねると慣れてきていつの間にか事務作業のように淡々とこなしている自分がいました
ロープをつたいながらゆっくりゆっくり・・・
ガイドのヘンリーが後ろから優しく「ok ok」とか「スローリー スローリー」とか声をかけてくれるので安心感もあり、だんだんコツがつかめてくると、周りを楽しむ余裕も出てきたぞ、よしよし。前を行く欧米人グループは最初っから「Yeahhh」とテンションMAXにポーズを決めて写真を撮りまくっているが気にしない気にしない・・・。
たまに足を地に着けて休めるポイントも出てきます。そこからの眺めはベリグーの一言。
この景色が見られるのはヴィアフェラータのロングコースだけです
太陽も高くなり容赦なく照りつける日差し・・・。はっ!そういえばスッピンだった!
未明の起床で頭ボ~っとしていて日焼け止めつけ忘れた~~
皆様は真っ黒にならないよう、出発前に忘れず日焼け止めを塗っておきましょう。
そんなこんなで岩場を少しづつクリアしていくと、そこに現れたのは岩壁にかかる1本の吊り橋。
もちろん真下は断崖絶壁です
つづく (その②はコチラ)
執筆者:東京店 KIM